ゆうちょ銀行のデビットカード「mijica(ミヂカ)」の会員サイトで不正なアクセスがあった問題で、同行は4日夜、1422人分のサイトで不正なログインがあり、個人情報が盗まれた疑いがあると発表した。8~9月にゆうちょ口座などから計332万円を引き出された被害者54人も含まれており、なんらかの関係があるとみている。
専門チームの調査で、7~9月の計19日間に不正アクセスがあったと判断した。実際のログイン状況を調べると、閲覧状況から画面の移動が異様に速くコンピューターなどで機械的に操作された疑いのあるログインが1422人分あったという。
ゆうちょ銀は、この1422人分では、名前や生年月日、カードの下4桁と有効期限といった個人情報が盗まれた可能性があるとみて、ミヂカのカード利用を全面的に停止した。対象の顧客には電話などで連絡し、不審な取引がないかの確認を進める。
ミヂカ利用者は約20万人に上る。ゆうちょ銀は不正アクセスが判明したことから、10月3日夜から会員サイトの利用を停止。情報流出による被害があれば、全額補償するとしている。(藤田知也)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル