古畑航希
【動画】札幌市の地下鉄で流れている「虹と雪のバラード」のメロディー=古畑航希撮影
1972年札幌オリンピックの開催時に流行した「虹と雪のバラード」をアレンジしたメロディーや曲が、札幌市の街中から続々と消えている。冬季五輪招致活動の停止を受け、札幌駅と大通駅を結ぶ札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)では昨年12月にアレンジ曲の放送が中止され、地下鉄ホームで流れるメロディーは3月末までに順次放送が停止される。
市によると、オリンピック招致の機運を盛り上げるため、2019年2月からチ・カ・ホや市営地下鉄のホームで「虹と雪のバラード」をアレンジした曲が流れていた。
市営地下鉄では、電車の接近を知らせるアナウンスの後に、歌詞の「生まれかわるサッポロの地に きみの名を書く オリンピックと」の部分が数秒の電子音のメロディーとして流れている。全49駅のうち26駅で導入された。
チ・カ・ホでのアレンジ曲はコンテストとして一般から公募。15の応募から最優秀賞が採用された。
招致活動停止により、機運を高めることを目的としたプロモーション委員会の解散も決まった。東京五輪・パラリンピックの不祥事を受け、22年10月を最後に委員会は開催されていなかった。(古畑航希)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル