カシオ計算機は18日、外部からのサイバー攻撃で、顧客ら約12万7千件の名前や住所などの個人情報が流出したと発表した。現時点で悪用は確認されていないという。
同社によると、不正なアクセスを受けたのは、辞書や計算機能のある学習アプリ「ClassPad.net(クラスパッドドットネット)」のデータベース。登録した個人や教育機関などの名前やメールアドレス、学年、出席番号、注文明細、決済手段などが流出した。被害の件数は国内で9万1921件、海外148の国・地域で3万5049件。対象の顧客には、メールなどで連絡するという。
被害を確認したのは11日夕。担当部門の誤操作や不十分な管理で、セキュリティー設定の一部が解除されていたことが原因としている。同社は「セキュリティー運用ルールを見直し、教育を継続して行うなど安全管理の対策を徹底していく」としている。(奈良部健)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル