第95回記念選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が10日にあり、クラーク国際は大会7日目の24日の第1試合(午前9時開始予定)で、大垣日大(岐阜)と沖縄尚学(沖縄)の勝者と戦うことが決まった。
抽選会は昨大会までコロナ禍の影響でオンライン開催だったが、今回は各校の主将が会場でくじを引いた。
クラーク国際のエースの新岡歩輝主将(3年)は、全体の15番目にくじを引いた。新岡主将は緊張した面持ちで「25番です」と宣言した。
参加校36校中35番目の登場となる。佐々木啓司監督は「土の上で練習できる時間が増えた」と前向き。新岡主将も「自分、チームにとって一番よい日程」と話す。
対戦相手は、昨秋の九州大会を制し選抜大会で2度優勝した沖縄尚学か、選抜準優勝経験のある大垣日大か。「どちらも打撃がよいイメージがある。両者の試合を見て、攻撃スタイルをよく見極めたい」と新岡主将。
抽選会後、選手たちは札幌大通キャンパスなどとオンラインでつないだ壮行会に参加した。男子サッカー部員らから「同じクラーク生として誇り。皆さんの力で、新たな歴史を刻んでくれると思う」と激励を受けた。新岡主将は「全国のクラーク高校の代表として、思いっきり、自信を持ってプレーしてきます」と応えた。(石垣明真)
クラーク国際・新岡歩輝主将 昨大会のサヨナラ負けの悔しさを晴らすためにも、まずは初戦突破が目標。自分の投球が勝利の鍵になるため、内外の投げ分けや変化球の精度を上げていきたい。
クラーク国際・佐々木啓司監督 相手の試合を見てから対戦できるのがよかった。初戦まで時間があるので、打撃力を向上させていきたい。守備からリズムを作り攻撃につなげる試合展開を想定している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル