東京都内の公園であった祭りで、来場者が配られたグミを食べて体調不良を訴えた事案があり、大阪市の横山英幸市長は16日、市内にあるグミの製造元会社の工場に立ち入り検査をしたと明らかにした。
このグミをめぐっては、東京都小金井市の武蔵野公園で4日、来場者ら10~50代の男女6人が40代男性が配っていたグミを食べ、嘔吐(おうと)などの体調不良を訴えてうち5人が病院に搬送された。
大阪市によると、この事案を受けて8日、都から食中毒の疑いがあるとして調査の依頼があった。市保健所などは10日、食品衛生法などに基づいて立ち入り検査を実施。聞き取りに対して製造元の会社は、グミには「HHCH」という法律で規制されていない大麻由来の成分が含まれていると説明したという。
横山市長は16日の記者会見で、「法律上は指定薬物には当たらないが、健康上危険なものであるならば、早急に規制する必要がある。国や大阪府と協力しながら対応する」と述べた。(原田達矢)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル