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アメリカ大手のIT企業・グーグルが17日から、新型コロナウイルスの感染者数や死亡者数などを、AI=人工知能を使って予測する日本版のサイトをインターネット上で公開しています。アメリカでは、すでに8月から公開されていて、グーグルの分析によると、これまでに生じた誤差はおおむね10~20%ほど。予測の精度は、かなりのものだといいます。今回、日本版を監修した慶應義塾大学の宮田裕章教授に聞きました。
慶応義塾大学医学部・宮田裕章教授:「今回の予測は、厚生労働省が公表しているデータであったり、一般からアクセスできる国勢調査のようなデータ、これで陽性者数や入院患者数、地域の実態というデータを把握して、それに加えて、移動のデータを掛け合わせて、この陽性者数であったり、死亡者数を予測するモデルになっている」 18日に東京で新たに確認された感染者は493人でした。一方、予測では314人となっています。
慶応義塾大学医学部・宮田裕章教授:「日々の陽性者数で一喜一憂するというよりは、これが拡大傾向にあるのか、そうではないのかの手掛かりに、グーグルの予測を使っていただければいいのかなと」 予測の数値は、毎日、更新されます。公開された予測データについて、グーグルは、「政府や地方自治体、医療機関がより早く感染状況を把握し、準備するための情報の1つとして活用してほしい」としています。
慶応義塾大学医学部・宮田裕章教授:「我々が予防行動そのものをより適切にとることによって、未来を変える、予測そのものを裏切るグーグルの予測を変える余地がある」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース