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今週、突如、埼玉や千葉などの首都圏で発生して被害をもたらしたゲリラ雷雨。ゲリラというだけあり、天気の急変によって発生するため、これまでは予測困難といわれてきましたが、近年ではそれが予測可能になってきているのだといいます。
では実際、どのようにしてそれを可能にしたのでしょうか。今回はアベマ的取材班がやってきたのは、世界最大の民間気象会社「ウェザーニューズ社」。こちらではゲリラ雷雨を監視する専門部署があるといいます。気象予報士の柳博さんに聞いてみると、ウェザーニューズ社では気象映像の変化はもちろん、独自の監視システムによってゲリラ雷雨を予測しているんです。
アベマ的取材班は雨雲を追って宇都宮へ。しかし、実際に行ってみると…。宇都宮の空はまさに青天でした。これは予想が外れたかと思いきや、まさに「青天のへきれき」ともいえる事態が発生。ウェザーニューズ本社のゲリラ雷雨を監視する専門部署には雨雲の写真が数多く送られています。これがウェザーニューズ社独自の監視システム、その名も「ゲリラ雷雨防衛隊」。その仕組みは、雷雨を起こしそうな雨雲を監視するユーザーを約8万人、全国に配置し、リアルな雨雲写真を本社に送るシステムです。そもそもゲリラ雷雨とは、急激に発達した積乱雲が降らす猛烈な雨のことをいいます。そのため時差が生じるレーダーよりもリアルタイムで雨雲を観察することによって、このネットワークを構築するということなんです。これによって、私たちユーザに提供することができ、的中率も格段に上がったといいます。
取材班は栃木県鹿沼市付近へ急行。実際にこの時、千葉県幕張にあるウェザーニューズ社からも鹿沼市にある大きな積乱雲が見えました。そして見事、ウェザーニューズ社の予想が的中です。しかし、わずか20分後。ゲリラだけに出没も突然でしたが、過ぎ去るのもとても早かったです。ピンポイントで的中出来たのはゲリラ雷雨防衛隊、皆さんの投稿あってのことでした。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース