生活雑貨ブランド「アフタヌーンティー」などを展開する「サザビーリーグ」の森正督会長が代表を務める資産管理会社が、サザビー社株の売却益をめぐって東京国税局から約80億円の申告漏れを指摘されていたことがわかった。同国税局は創業者の鈴木陸三・元会長についても、同様に約130億円の申告漏れを指摘している。
森会長の資産管理会社「三木家」は、過少申告加算税などを含めた法人税の追徴税額(更正処分)約20億円を納付したが、鈴木氏とともに国税不服審判所に審査請求している。
関係者によると、三木家は2015年、以前購入していたサザビー社株の約半分に当たる約1万1千株をサザビー社に1株あたり約8万円で買い戻させ、その売却益を約3億円として税務申告した。しかし東京国税局は、税務上の評価額は1株約84万円が相当と判断。売却益は約86億円に上ると算出して、三木家が申告した分と経費を差し引いた約80億円の申告漏れを指摘した模様だ。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル