女性職員への多数のセクハラが認定された岐阜県岐南町の小島英雄町長(74)は29日、町議会の桜井明議長に辞職願を提出した。前日の記者会見では5月末まで辞職しない意向を示していたが、首長を失職させるなどの法的拘束力がある不信任決議案の提出を町議らが決めたことなどから、一転して辞職を早めた。
小島氏は28日の会見で辞意を表明したが、「すぐに辞めると(セクハラなどを)認めたことになる」と述べ、早期の辞職には否定的だった。不信任案が可決された場合は失職ではなく、町議会の解散も視野に入れていたという。
一方、町議選には多額の公費が投入されることから「これ以上の迷惑をかけるわけにはいかない」と思い、判断を変更したという。小島氏は29日、報道陣の取材に対して「有終の美が飾れなかったのは心残りだ。今までやってきたことは自分も支援者も認めている」と述べ、「町民に迷惑をかけたことはおわびする」と語った。
町の第三者調査委員会が報告…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル