大学入試センター試験は2日目の19日、理科と数学の試験が行われ、全日程が終了した。交通機関の乱れなどによる試験の繰り下げ措置はなかったが、一部の会場で試験を早く終わらせてしまうなどのトラブルがあった。また、大学入試センターは同日、1日目の試験中にスマートフォンを使った不正があったとして、1人を全科目受験無効処分にしたと発表した。
センターによると、スマホは試験中、電源を切ってカバンの中に入れておくよう定められているが、埼玉県の会場で18日午前の地理歴史・公民の試験中、受験者がポケットから取り出したスマホを足の間にはさみ、電源を入れたところを複数の試験監督が確認。室外に出して事情を聴いたところ、不正を認めたため処分した。受験者は「分からない問題があったのでスマホを使って検索しようとした」と話したという。
神戸女子大の会場(神戸市須磨区)では2日目の19日、数学(1)の試験時間を25秒間短くするミスがあった。チャイムの鳴り始めと同時に試験開始とすべきところを、試験監督が誤って鳴り終わりに開始の合図を出したため、チャイムが鳴っていた25秒分、試験時間が短くなったという。47人に影響があり、希望者には後日、再試験を行うことにしている。
2日目の受験者数は数学(1)が志願者数の69・5%に当たる38万7752人、数学(2)が62・2%の34万6851人、理科(1)が28・5%の15万8846人、理科(2)が41・4%の23万1013人。
体調不良などで受験できなかった志願者らを対象とした追試験は25、26日に東京と大阪で行われる。平均点の中間発表は22日、得点調整の有無の発表は24日、平均点の最終発表は2月6日の予定だ。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース