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今日8日(火)朝は、富士山の山頂には「笠雲」が、さらに少し離れたところには「吊るし雲」と呼ばれる、不思議な雲が出現しました。 笠雲は、富士山の上に覆い被さって、笠を被っているように見えることからそう呼ばれています。
吊るし雲は、高い山の風下に現れます。上空の風に乗って流れる普通の雲と違い、いちど出現すると場所がほとんど動かず、「吊されて」いるように見えるので「吊るし雲」と呼ばれています。 山梨県富士吉田市から届いたタイムラプス動画を見ると、朝焼けに染まりながら富士山の手前に湧き上がる雲、富士山の斜面を滑り降りるような雲、そして山頂に見えてくる笠雲ができる様子など、ダイナミックに変化する富士山周辺の雲の様子がわかります。 【今日は急な強い雨に注意】
これらの雲は天気が崩れる前に見られることが多くなります。 今日は中国大陸で温帯低気圧に変わった元台風10号に向かって、暖かく湿った空気が南側から流れ込むことに加えて、太平洋高気圧のフチを回る風も合わさって、静岡県など東海地方では雨が降りやすくなります。一時的に強まることもあるので、降り方にも注意してください。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース