データを不正に書き換え、キャラクターを「最強」にしたり、アイテムなどの購入に必要なゲーム内の通貨を増やしたり――。配信ゲームのアカウントを不正に改ざんした疑いで女性(22)が3月、私電磁的記録不正作出・同供用の罪で岡崎区検に略式起訴され、罰金50万円の略式命令を受けた。改ざんされた「チートアカウント」はフリマサイトなどで盛んに売買されている。だが、取引そのものを規制する法律はなく、ゲーム会社も対応に苦慮しているという。
事件を送検した京都府警サイバー犯罪対策課によると、女性は2020年10月、スマートフォンの人気ゲームアプリ「にゃんこ大戦争」のデータを書き換え、ゲーム内通貨を不正に増やしていたとされる。
「生活費を稼ぎたかった」。女性はこう供述していたという。改ざんしたアカウントの購入者希望者を、インターネットで募り、19年~20年、約500回にわたって販売。約60万円を売り上げたとみられる。この女性などが改ざんしたアカウントをダウンロードして遊んだ男性ら計19人も、同容疑で6道府県警に書類送検された。
「にゃんこ大戦争」は、ネコ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル