女屋泰之
デジタル庁は1日、運用するアプリについての問い合わせに回答する際に、5件のメールアドレスを誤って流出させたと発表した。一斉にメールを送るのに、本来なら他の受信者にアドレスが見えないようにBCC欄に入力するところを、他の受信者に見えるTO欄に記載した。昨年11月にも、アドレスの記入欄を間違えて、新聞社の記者ら約400件のアドレスを流出させている。
デジ庁によると、1日午前11時ごろ、新型コロナウイルスワクチンの接種を証明するアプリの操作方法についての問い合わせに対し、メールで回答する際に誤った。その後メールでおわびしたうえで、ほかの受信者のアドレスが記載されたメールを削除するよう求めたという。
デジ庁は「今回の事態を重く受け止め、今後このような事態が発生しないよう、メール送信時の宛先設定の確認を徹底するなど適正な個人情報の取り扱いに努めてまいります」とコメントした。(女屋泰之)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル