1972年の札幌オリンピックのテーマ曲「虹と雪のバラード」を歌ったのは、男女デュオのトワ・エ・モワでした。このヒットの翌年に、惜しまれつつ解散。五輪がマラソンと競歩の会場として札幌市に帰ってくる年に、メンバーの白鳥英美子さんが、97年の活動再開のきっかけとなったギターとの運命の出会いを振り返ります。
歌が嫌いになってしまう
73年のトワ・エ・モワの解散は、メンバー2人で決めました。デビューから4年間、忙しすぎて、このままだと歌が嫌いになってしまうからと。事務所の社長には、ほかの事務所に引き抜かれたのではと疑われましたが、私はすでに進学を決めていて、解散コンサートの2カ月前には、保育専門学校に入学していました。元々、歌手になっていなければ、保育の勉強をするつもりだったんです。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル