自民党総裁選に立候補した石破茂元幹事長、菅義偉(すが・よしひで)官房長官、岸田文雄政調会長は12日夜、インターネット中継動画サイト「ニコニコ動画」の討論会で、相手の評価する点をそれぞれ述べ合った。 菅氏は石破氏が幹事長を務めていた野党時代、幹事長代行として仕えていたことに触れ、「怖そうな人だと思っていたが、非常に心が広い人だった。本当の意味での政策通。好きなように仕事をさせてくれた」と振り返り、岸田氏に関しては「周りに敵をつくらない人。見本としなければならない」と持ち上げた。 岸田氏は石破氏について「何よりもうらやましいのは強烈な発信力」と自身が課題としてきた能力を評価。菅氏に関しては「官房長官として官僚組織、政府をまとめ上げる手腕」を絶賛した。「答弁においても失言しない絶大な信頼を得ている」とも語った。 石破氏は幹事長と幹事長代行として政権奪還を果たした際、「抱き合わんばかりに喜んだ」というエピソードを披露。菅氏も「ありましたね!」と笑顔で応じた。菅氏については「7年8カ月、よく官房長官が務まる。大変なこと」と述べた。3カ月に1回、同僚議員を交えて酒席を共にするという岸田氏の人柄について「一緒にいて嫌な思いをしたことが一度もない」と語った。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース