お笑い芸人の「パックン」ことパトリック・ハーランさん(53)が今冬、日本一短い手紙のコンクール「一筆啓上賞」(丸岡文化財団主催)のゲスト選考委員として初めて審査に加わった。手書きのぬくもりに泣きつ笑いつ、「手紙の力」を味わったという。
米国出身のハーランさんは、1993年に来日。英会話講師として福井で2年半過ごした後、芸能活動を始めた。福井市観光大使を務めるなど縁が深く、ゲスト選考委員を引き受けた。1月25日に第31回の入賞者が発表された。
テーマは「時(とき)」。入賞作を選ぶ選考会では、選考委員でシンガー・ソングライターの小室等さん、詩人の佐々木幹郎さん、作家の宮下奈都さん、俳人の夏井いつきさんらと「丁々発止の激論」になった。「(読み手の)経験によって(手紙の)受け止め方が違う」ことを踏まえつつ、「他の人が気づいていないところに目を光らせる瞬間」を楽しみながら選んだという。
ハーランさんの「推し」の作品と講評は次の通り。
《ビール好きのママへ》5才…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル