神戸市立王子動物園(同市灘区)のメスのジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」に心臓疾患とみられる症状が見つかった。同園が19日発表した。タンタンは25歳で人間なら70代にあたり、加齢の影響とみられる。園は投薬治療を始めるとともに、病状に応じて観覧制限を検討する。コロナ禍で延期となっていた中国への帰国にも影響が出る可能性がある。
園によると1月下旬、定期健診で不整脈と心拍数が上がる頻脈が見つかった。その後症状は落ち着いたが、3月23日に再発し、頻脈などが継続的にみられるという。
タンタンは運動量が減って寝ている時間が多く、食欲が落ちているという。園では大阪府立大学や中国のジャイアントパンダ保護研究センターの助言を受けながら治療を続ける。
タンタンは、1995年の阪…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル