ゆうちょ銀行に預けられたお金がドコモ口座など六つの決済サービスを通じて不正に引き出されていた問題で、ソフトバンク系のペイペイは15日、今年1月以降、ゆうちょ口座から17件計141万5141円の不正利用があったと明らかにした。ゆうちょ銀行との連携は止めておらず、サービスを継続している。
ペイペイは、他行でも不正利用はあるが、全体の被害件数は開示しないとしている。
同社は、スマートフォンに送られたパスワードを入力するといった「2段階認証」や免許証などをスマホのカメラに写して本人確認を行う仕組みなどを導入し、AIなどによる不正利用の監視も行っている、と説明している。
一方、スマホ決済サービス「Kyash(キャッシュ)」も15日、ゆうちょ口座から3件計23万円の不正利用があったと発表した。ゆうちょ銀の新規登録や入金を一時停止している。(益田暢子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル