JR西日本は6月27日、電車の編成に合わせてドアの位置が変わる「フルスクリーンホームドア」と、駅構内で利用者一人ひとりに合わせた案内が表示される「デジタル可変案内サイン」を兵庫県尼崎市の関連施設で報道陣に公開した。大阪駅北側に来春開業する「うめきた(大阪)地下駅」に導入する。
フルスクリーンホームドアは、ホームの天井部分と一体になって組み込まれており、開口部がふすまのように左右にスライドする仕組みだ。電車の扉の位置に合わせて開口部が固定されている従来のホームドアと異なり、1両に扉一つの特急から四つある在来線車両まで自在に対応できる。
ホームドアの上部や壁面にはデジタル式の案内板を組み込み、発車時刻やドアの開閉位置、次の列車の情報、運行状況などが表示される。乗客や手荷物がドアに挟まれたといったトラブルを感知するセンサーも備える。JR西は「世界初の技術」としている。
うめきた地下駅は開業後、京…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル