富士通の子会社が運営するマイナンバーカードを使った証明書交付サービスで誤交付が28日に福岡県内で起き、同社製のシステムを使う都内自治体にも困惑が広がった。システムを止めて再点検する同社の方針を受け、足立区は30日にサービスを停止。一方、ほかの自治体は、システムを止めた再点検について判断を保留し、週明けに対応を決めるという。
足立区は30日午後5時半から証明書のコンビニ交付サービスを止めた。同区では3月と4月に計2件4人分の誤交付が発生。担当者は「再発があってはならない事案。慎重な対応のために即日停止を決めた」と話す。
区によると、30日午後に富士通側の担当者2人が来訪し、同区のシステムについて「(28日に)誤交付が起きた福岡県宗像市とバージョンが異なり、同じ不具合は起こらないはず」と説明。その上で、再点検を区に要請したという。また、システム全体の詳細な点検のため、作業時間は「現時点では不明」という説明だったという。
一方、中央区によると、30…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル