役目を終えたランドセルや制服、後輩に譲りませんか――。家庭に眠る学用品などの再利用(リユース)を後押しする取り組みが、千葉県内の自治体で始まっている。教育費の負担軽減のほか、環境に配慮した教育をめざす狙いもある。
県は7月13日から、地域情報サイトを運営するジモティー(東京都品川区)と連携協定を結び、キャンペーン「#ちばリユースクール」を始めた。学用品に特化した同社と自治体の連携は全国初だという。
同社のサイト「ジモティー」では、不用となった品の情報を手数料無料で掲載でき、ほしい品物は受け渡し場所や支払い方法などを出品者に直接問い合わせて取引する。
キャンペーンではランドセルや裁縫セットなど不用になった学用品を「#ちばリユースクール」とハッシュタグをつけて出品してもらうよう呼びかける。ハッシュタグをつけることで、県内の保護者が必要な学用品をより見つけやすくなる。
学用品のリユースを進める県がジモティーに連携を打診し、実現したという。これまでも学校のバザーなどで学用品を譲り合うことはあったが、全県的な取り組みは初めて。県教委は学校を通じて保護者にキャンペーンを周知する。担当者は「家庭でリユースを考えるきっかけにもなればうれしい」と話す。
すでに90件近く予約
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル