北海道大樹町の宇宙ベンチャー、インターステラテクノロジズ(IST)は26日、小型ロケット「MOMO」5号機を今冬に打ち上げると発表した。失敗した4号機の原因究明と対策を終え、2度目の宇宙空間の到達をめざす。今回は、打ち上げ時のロケットの炎でパイ生地の菓子を焼く「任務」にも挑むという。
MOMOを冬に打ち上げるのは初めて。電子機器やバッテリーは低温に弱いため、これまでは春や夏に打ち上げていた。しかし、打ち上げ回数を増やすためには、打ち上げられない季節があると不利になる。稲川貴大社長は、来年は5機ほどの打ち上げをめざしたいとし、「打ち上げ可能な時期を広げるためにも、一番過酷な状況に挑戦したい」と話した。
この日はスポンサーも公開し、大阪府の洋菓子店の焼き菓子「たこパティエ」を発射台の下に置き、ロケットの炎で焼き上げる計画を明らかにした。普段はオーブンを使って焼いているといい、炎が当たる角度や時間などを調整しているという。
このほか、スポンサーとなった…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル