2千人の周辺住民に避難が呼びかけられ、防護壁で遮断された空間に、たった4人の隊員が入る。
命がけの作業。決して急がせてはならない――。現場の責任者はそう語る。
77年前の太平洋戦争中に投下されたとみられる米国製の1トン爆弾が、大阪府吹田市のマンション建設現場で見つかり、その処理のため、JR京都線など近畿の大動脈が日中に運転を取りやめる。
処理にあたるのは、陸上自衛隊中部方面後方支援隊の第103不発弾処理隊だ。
重圧のなかで、作業はどのように進むのか。日頃、隊員たちが大切にしている言葉があるという。
第103不発弾処理隊は、1…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル