東京・渋谷の路上で20日夜に母子を刺して殺害しようとしたとして逮捕された埼玉県戸田市の中学3年の少女(15)が事件当日、家族に「塾に行ってくる」と告げて自宅を出ていたことが、捜査関係者への取材でわかった。少女はこの日は塾に行かず、警視庁は事件を起こすためにうそをついて外出したとみている。
捜査関係者によると、少女は戸田市内の公立中学校に通っていたが、中学1年の冬ごろから不登校気味になり、週に1~2度ほどは学校に行っても保健室などで過ごしていた。受験勉強のために市内の塾に通っており、事件のあった20日昼過ぎに「塾に行ってくる」と母親に告げて自宅を出たという。
しかし少女は塾には行かず、自分の部屋に保管していたという包丁やナイフ計3本と現金500円を持ち、新宿駅に向かった。現金のほとんどは電車賃で使い切り、「人通りの少ない場所を探し歩いているうちに現場にたどりついた」と説明しているという。
警視庁によると、少女は20…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル