約3万年前、現生人類が日本列島に進出した主要ルートの一つと考えられている台湾―南西諸島間を丸木舟で実際にたどり、当時の技術水準を探る実験航海に、国立科学博物館の海部陽介人類史研究グループ長らのチームが7日、出発した。台湾東岸から沖縄県・与那国島を目指す。
舟は長さ約7.5メートル、幅約70センチで、男女5人が乗った。夜間も交代で休みながらこぎ、順調に進めば到着は8日夕から9日未明になる見通し。現代の技術は原則として使わないが、安全のため気象データを出発判断の参考にした。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース