バナナのたたき売り発祥の地とされる北九州市の門司港レトロ地区に、「黄色いバナナのポスト」がお目見えした。2017年、文化庁の日本遺産に認定された「関門“ノスタルジック”海峡」の構成文化財でもあるバナナのたたき売り。認定5周年を迎えるにあたり、もっとPRしたい、シンボリックなフォトスポットを作りたい、との地元の願いがかない、旧型の赤い円筒状ポストが黄色のポストに「変身」した。
大西重裕・門司郵便局長、岩田光正・門司区長による除幕の後、地元の古城保育園の園児がお祝いのメッセージを発表し、早速はがきを投函(とうかん)。その後、ポストの前でバナナのたたき売りの実演も披露された。
ポストのてっぺんには強化プラスチック製の11本のバナナが乗っている。大西重裕・門司郵便局長は「九州にはすでに七つの黄色いポストがあるが、バナナのトッピングは九州初では」と話す。門司区の担当者らは、「コロナ禍に少しでも明るい話題を提供できれば……」。今後、さらにバージョンアップした企画も構想中という。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル