京都大は3月31日、iPS細胞研究所(山中伸弥所長)に勤務する非常勤職員の50代女性を同日付で懲戒解雇処分したと発表した。
京大によると、女性職員は勤務する研究室の教授のパソコンを無断で操作してメールを見たり、機密書類を持ち出してスキャンしたりするなどした。
また、教授室にビデオカメラを置いて室内を盗撮し、カメラを見つけた教授からデータを消すよう指示されたのに、データをほかの職員が見られる状態で保存していた。書類やデータの外部流出はないという。
このほか、大学が所有するオーブンレンジを勝手に処分したり、休日に子どもを学内の立ち入り制限エリアに入れたりしていた。大学は処分の理由について、これらの行動が、大学の秩序・風紀を乱す行為などを禁じた規則に違反したとしている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル