東京都議会が公開している2021年度政務活動費(政活費)の領収書の中に、任期満了の16日前に出された1枚がある。金額は165万円。都議1人分の年額の約3割にあたる。まもなく都議の任期を終える人が、いったい何に使ったのか。
その領収書が添付された収支報告書には、使途として「ホームページ掲載用動画制作代」と書かれていた。165万円をかけて制作した動画とは?
探しても見つからず、この都議が所属していた「東京維新の会」の都議と都議会局に尋ねたところ、新型コロナ関連の補助金の申請方法を解説する内容だったという。10分程度のものが数本。都議本人の出演はなく、アナウンサーらしき人が解説する形式だったという。都議のホームページで公開していたというが、動画は今年8月時点で見当たらなかった。
都議会局は、条例に基づいて支出の内容を調べています。計上を認めた理由も聞きました。また都議本人にも取材を試みました。
報告書に書かれた項目は「広…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル