診察と称して服を脱がせ、その様子を盗撮したとして、兵庫県警は12日、医師山根光量容疑者(61)=神戸市中央区=を不同意わいせつと性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで再逮捕し、発表した。「通常の医療行為だ」とわいせつ容疑を否認し、撮影については黙秘しているという。山根容疑者の逮捕は4回目。
生田署によると、再逮捕容疑は8月9日、自身が経営する中央区の「山根クリニック」で、企業の健康診断で来院した27~32歳の女性会社員7人に対し、X線撮影の際、わいせつの目的で下着を外すように促し、聴診器を胸に当てるなどした疑いがある。
X線室に設置した小型カメラや、胸元にしのばせた2台の小型カメラで動画撮影した疑いもある。
山根容疑者はこれまで、患者への準強制わいせつなどの容疑で3度逮捕されている。最初の逮捕時の家宅捜索で、今回の盗撮とみられる映像が見つかった。
兵庫県医師会によると、山根容疑者は同会の常任理事や理事を歴任していた。(宮島昌英)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル