千葉県銚子市の銚子漁港で伊勢エビの密漁が後を絶たず、通報も連日のように寄せられている。銚子海上保安部によると、伊勢エビをめぐる漁業法違反容疑の摘発は毎年20~30人ほどにのぼり、今月17日にも4人が摘発された。同海保は「趣味で釣っても法律違反になるのでやめてほしい」と呼びかけている。
銚子海保は17日、漁業法違反(漁業権の侵害)などの疑いで県内在住の40~60代の男4人を摘発した。銚子漁港の防波堤などで釣りをし、1人が1匹ずつ釣り上げていたという。
県内で伊勢エビの産地として有名なのは外房地域。だが、銚子漁協関係者は「水温が上がったせいで銚子でも量が増え、簡単に釣れるようになってしまったのかもしれない」。同海保には「伊勢エビを勝手に釣ろうとしている」などという通報が、毎日のように寄せられているという。
6、7月は産卵期のため、漁業権があっても伊勢エビの漁は禁じられており、同海保は巡回を強化している。(小木雄太)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル