大阪市の住吉大社の神職と高野山真言宗の僧侶による神仏合同法要が10日、住吉大社であった。世界の共存共栄やコロナ終息を一緒に祈った。
真言宗の宗祖・空海が遣唐使として唐に渡る前、大社で航海の安全を祈った故事の縁もあり、今回の法要が実現した。空海が約1200年前に高野山を開いて以来、同宗の僧侶と大社の神職が一緒に祈るのは初めてという。
この日、神職ら約10人と僧侶ら約20人が境内の第一本宮に進んだ。同宗の葛西(かっさい)光義(こうぎ)管長が清めの儀式をし、大社の高井道弘(みちひろ)宮司が祝詞(のりと)を上げた。僧侶の読経や神楽女(かぐらめ)の神楽奉納に続き、高井宮司と葛西管長が一緒に玉串を捧げた。
葛西管長は「住吉大社で初め…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル