【動画】わがまち遺産 大切にされています モノコックバス=本田大次郎、戸田拓撮影
街中ですれ違っても、それが特別なバスだとは、よほどの乗り物ファンでないとわからないかもしれない。だが本社営業所に行けば、居並ぶバス車両の中でその車だけ、昭和時代の色を再現したえんじ色と淡いクリーム色の塗装が施されているのが際立つ。そして優しい丸みを帯びた屋根、胴体に打たれた無数のリベットが目を引くだろう。
士別市で今年100周年を迎えた士別軌道(井口裕史社長)で、よそではほとんど見られなくなった「モノコックバス」が走る。士別を訪れた全国のバスファンは、大きく張り出した金属製バンパーや突き出た尾灯など特徴的な各部を、レンズの先がつくぐらいの近さで撮影していく。
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1982年式「日野K―RC3…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル