俳優の上地春奈さん(42)は昨年8月、マッチングアプリで知り合った2歳年上の司法書士の男性と結婚しました。当初は「マッチングアプリに抵抗感があった」そうです。40歳を前にして、なぜ利用することに決めたのか。怖い目にもあったとも言います。結婚までの経緯を振り返ってもらいました。
モテモテも、怖い思いも
今では、マッチングアプリによる結婚も職場恋愛と同じように当たり前になってきたので、公表することに迷いはありませんでした。
少し前までは、マッチングと言えば聞こえはいいけれど、「出会い系」とあまり変わらないイメージでした。地元の沖縄に帰って親戚のおばちゃんたちと話すと、みんな同じような感覚を持っていたので、「今は多くの人が使っているんだよ」と伝えました。そんな私も、はじめはマッチングアプリを使うことに抵抗感がありました。
40歳までに結婚して子どもが欲しいと思っていました。いつかは結婚できるだろうと余裕を見せていたのですが、40歳手前になって焦り出した。周りの友人は結婚して出産しているんです。母からも、「あなた1人で生きていくの?」「選んでいる場合じゃない」「孫の顔が見たい」とプレッシャーをかけられました。
舞台では共演者やスタッフの方と一緒にいる時間が長く、めちゃくちゃ仲良くなります。いいなと思う男性もできますけど、たいていは既婚か、彼女がいる。本当に出会いがなかった。そんな時に、幼なじみがアプリを使って、トントン拍子で結婚したのです。その話を聞き、39歳だった2019年の春に始めました。
結婚相談所も考えましたが、お金がかかるので、女性は無料で使えるマッチングアプリにしました。
マッチングアプリは複数使っ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル