高級ブランド「グッチ」などの偽物のバッグを販売したとして、大阪府警は、大阪市西成区南開1丁目の無職、王雷(ワンレイ)容疑者(34)ら中国籍の男4人を商標法違反(侵害とみなす行為)容疑で逮捕したと5月31日に発表した。王容疑者ら3人は「偽物とは知らなかった」などと容疑を否認しているという。
生活安全特別捜査隊によると、4人は共謀して1~2月、佐賀県の50代女性にグッチの偽物のバッグ2点を計2万1800円で、兵庫県の20代女性にバレンシアガの偽物のバッグ1点を1万1600円で販売した疑いがある。
同隊によると、王容疑者らはインターネットサイトを通じ、正規品の約10分の1の価格で販売していたという。昨年1月、国内でグッチの商標権を持つ会社から「サイトで商品を購入し、鑑定したら偽物と分かった」と府警に相談があったという。
また府警は30日、王容疑者らが商品を保管していたとみられる西成区内の倉庫を捜索し、バッグや腕時計など約6500点を押収した。府警は偽ブランド品とみて鑑定を進める。倉庫内にいた別の中国籍の大学生の男(21)を同法違反(譲渡目的所持)容疑で現行犯逮捕した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル