年末年始に首都圏の1都3県から帰省をしたり、旅行に出かけたりした人はどのぐらいいたのか。NTTドコモの携帯電話の位置情報データをもとに、元日に1都3県からそれ以外の道府県に出た人の割合を調べたところ、今年は昨年に比べて2倍近く増え、コロナ禍前の一昨年とほぼ同じ水準まで戻っていたことがわかった。
昨年は年始にかけて「第3波」の感染が拡大。東京の昨年1月1日の新規感染者は793人と今年の約10倍で、昨年1月7日には2回目の緊急事態宣言が出された。20年は1月15日に新型コロナウイルスの感染が国内で初めて確認されたため、年末年始の時点では行動は制限されていなかった。
NTTドコモの携帯電話の位置情報から滞在人口を推定したデータを調べると、1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)に住む人で、今年の元日の正午台に1都3県以外の道府県にいた人の割合は約13%だった。
昨年(約7%)の2倍近くで、20年(約14%)とほぼ同じ割合だった。感染状況が比較的落ち着いていた今年の年末年始は、コロナ禍前と同じような人の往来があったようだ。
東京・渋谷駅前での年末のカ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル