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甲府市若松町の薬局「ウエルシア甲府若松店」が、来店した60代の患者に処方箋(せん)の2倍の抗凝固薬を販売し、患者が脳内出血を起こしていたことがわかった。山梨県は薬局に対し、作業手順通りに調剤するよう業務改善を指導した。患者は回復に向かっているという。
県衛生薬務課などによると、患者は昨年4月、県立中央病院を受診。処方箋をもとに血液を固まりにくくする抗凝固薬「ワーファリン」を薬局で受け取り、その後、脳内出血を起こした。患者が再受診した際、投薬量が多いことに医師が気づき、薬局に指摘して判明した。
処方箋に0・75ミリグラムと記載されていたのに、薬局事務員が1・5ミリグラムとパソコンに誤入力。薬剤師は印字された数値をもとに調剤し、処方箋との違いに気づかなかったという。
薬局から報告を受けた県中北保健所が翌5月、管理薬剤師に手順書通りに調剤するよう指導し、従業員への周知も求めた。ウエルシアホールディングスIR・広報部の担当者は「個別の案件には回答できない」と話している。(平畑玄洋)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル