JR西日本が、列車内の声や音からトラブルの発生を検知するシステムの開発を進めている。列車内で乗客が被害に遭う事件が相次いでいるためで、安全性の向上につなげるねらいがある。
JR西によると、グループ会社とともに開発中のシステムは、列車内にマイクを複数設置し、悲鳴や助けを求める声や騒ぎとみられる音を検知した場合にシステムが作動し、乗務員室に通報が入る仕組みを想定している。音声データを常時録音して蓄積することはないとしている。
乗客が非常ボタンを押すなどで異常を伝える従来の仕組みより、乗務員が早く対応できる利点があるという。
2018年には東海道新幹線…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル