北九州市の児童養護施設に入所する男子中学生にわいせつな行為をさせたとして、元職員秋田将嗣容疑者(43)が逮捕された事件で、福岡県警は8日、入所する別の男子児童にもわいせつ行為をさせたなどとして、強制性交と児童福祉法違反(淫行させる行為)の疑いで、秋田容疑者を再逮捕した。
再逮捕容疑は昨年12月23日午前2時ごろ、北九州市若松区の自宅で、13歳未満と知りながら、男子児童に乱暴するなどした疑い。「自宅に泊めたが、わいせつな行為はしていない」と容疑を否認しているという。
県警によると、秋田容疑者は施設が定める外泊許可を取り、男子児童を自宅に泊めた。施設関係者の聞き取りで被害が判明した。
秋田容疑者は児童指導員として約7年間施設に勤め、入所する子どもの生活全般を指導する立場だった。施設側は、許可なく子どもを外泊させるなどの問題行動があるとして訓戒処分とし、改善が見られないため今年2月22日、諭旨退職処分にしていた。
秋田容疑者は3月8日深夜、福岡県内のホテルで男子中学生にわいせつな行為をさせた疑いで、6月17日に逮捕された。
西日本新聞社
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