北海道松前町で16日、道内の先陣を切ってソメイヨシノが開花した。記録が残る1982年以降で最も早い。町内に気象庁の標準木はないが、桜の名所として知られる松前公園で町が独自に観測し、5輪以上咲くと発表する。
松前城を囲む同公園は、250種約1万本が彩る。恒例の「松前さくらまつり」は昨年、新型コロナの影響で中止になったが、今年は公園入り口で検温や消毒などの対策をして、24日から5月9日まで開催する。
日本気象協会によると、桜前線は3月11日に広島でスタート。本州北端の青森には4月13日に到達、3日間で津軽海峡を渡った。今後の道内での開花予想は、4月は函館市で21日、札幌市で23日、旭川市で27日、5月は稚内市で6日、釧路市で9日、最も遅いとみられる根室市が10日。(三木一哉)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル