榧場勇太
北海道内では6日、冬型の気圧配置が強まり寒気が流れ込んだ影響で、札幌市など石狩地方で大雪となった。札幌市では6日正午時点の24時間降雪量が59センチに達し、比較可能な1999年以降で最多を記録した。
札幌市内では朝から断続的に雪が降り続き、中心部では一時周囲が見えなくなるほどの状況になった。前日5日も午後から雪が降っており、一晩で足首がすっぽり埋もれるほどの積雪となった。
大雪の影響でJR北海道の札幌駅発などの列車は運休が続発。除雪作業のため途中駅で足止めされる列車も相次いだ。札幌駅と新千歳空港を結び、多くの利用者がある「快速エアポート」も多くの列車が夜まで運休となっている。
列車の運休が相次いだため、6日正午の札幌市中心部の新千歳空港行きのバス乗り場では、空港へ向かう人の長蛇の列ができていた。先頭に並んでいた愛知県へ帰るという女性(40)は「2時間半くらい待っている。余裕を持って出てきたが、午後の飛行機に間に合うか心配です」と話していた。
札幌市中心部では午後に入って降雪は収まり、晴れ間ものぞいてきたが、交通の混乱は続く可能性がある。(榧場勇太)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル