千葉県東方沖で地震活動が相次いでいることを受けて、政府の地震調査委員会は1日、臨時会を開いた。断層がゆっくり動く「ゆっくりすべり」(スロースリップ)が影響してこれらの地震が起きたと考えられると評価した。
この地域では2月26日の深夜から地震活動が活発になり、3月1日午後1時までに震度1以上を観測する地震が16回発生した。うち震度3は3回、震度4は2回にのぼる。最も規模が大きかったのは、1日朝に発生したマグニチュード(M)5・2だ。
こうした状況を受け、調査委は緊急に、通常よりも参加者を限定した小会議という形で臨時会を開いた。小会議の開催は2011年4月以来。すでに最大震度4の地震が2回起きていることなどから、注意を呼びかけるために開いたという。
調査委によると、この震源の付近では2月26日ごろから通常と異なる地殻変動が観測されており、スロースリップがフィリピン海プレートと陸側のプレートの間で発生しているとみられるという。
通常の地震は、プレート運動…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル