中小企業の従業員や家族約3920万人が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)は5日、2018年度の決算見込みを5948億円の黒字と発表した。黒字は9年連続。黒字額は最大だった。保険料を負担する加入者数の伸びや、景気回復による賃金上昇で保険料収入が増えた。
積立金に当たる準備金の残高は2兆8521億円となる。黒字と共に、協会けんぽの前身組織の時代を含め記録が残る1992年度以降で最大だった。ただ、協会けんぽは「高額薬剤の保険適用などを踏まえると、財政は楽観視できない」としている。
18年度の収入総額は前年度比4.0%増の10兆3461億円となる。
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