九州電力は3日、テロ対策で原発に義務付けられた「特定重大事故等対処施設」(特重施設)の完成が設置期限に間に合わないため、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)を来年3月16日に停止すると正式発表した。特重施設の完成遅れで運転停止になるのは全国初。
同時に、特重施設の完成遅れで川内2号機の運転も来年5月に停止することも公表。九電は特重施設を完成後の再稼働時期が1号機は来年12月、2号機は2021年1月を見込んでいることも明らかにした。
九電は川内1、2号機の停止により、全ての液化天然ガス(LNG)火力発電で代替すると毎月80億円の費用増になると試算している。
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