全域に避難指示が出された福島県いわき市では25日夜、住民らが避難所で身を寄せ合い、また眠れぬ不安な夜を過ごした。
平地区の平第2中学校には午後8時の段階で300人を超える住民が押し寄せた。子供連れや高齢者も目立ち、19号の片付けで疲労がピークに達している住民もいて、職員から渡された毛布に早々にくるまる姿も見られた。
50代の男性は80代の両親と避難指示が出される前の午後4時すぎに避難してきたという。「財産よりも自分の命の方が優先だ」と力を込めた。
女性会社員(59)も午後4時前には母親(86)と避難を終えた。19号の際は、自宅の浸水被害を受けたが、避難が遅れたという。「家がどうなっているのか。心配だ」。女性は表情を曇らせた。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース