長野県は23日、飯山、須坂両市で、台風19号の豪雨被害で住居の修繕が必要な被災者を対象に相談会を実施する。外壁や床などの修繕方法と適用できる融資制度の支援策などを説明し、早期の復旧を目指す。県が被災自治体と連携して住宅相談会を開催するのは発災後初めてで、今後、長野市などとも同様の取り組みをする方針だ。
河川の氾濫で泥水が流れ込むなどし、住居の外壁や内壁、床、基礎部分などさまざまな箇所が損壊した被災者の大半は、具体的にどう修繕を進めればいいのか、的確に判断できない。修繕の費用についても、国と県の被災者生活再建支援制度(最高300万円)や、住宅金融支援機構による低利の融資などがあることも周知されていない。
このため県は、住居の再建を早期に進めるため、飯山市などと連携し、相談会の開催を決めた。修繕方法や融資制度のほかにも、当面の生活費として日本赤十字社に寄せられた義援金が配分されることや、市町村が被災者に生活費を貸し付ける際、その資金を県が貸し付ける災害援護資金(最高350万円)の活用などについても解説する。
飯山市の相談会は、飯山市役所4階で25日まで行われる(午前9時~午後5時)。須坂市は24日まで北部体育館2階会議室で開かれる(午後1時~8時)。
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