同僚の男性を車に押し込んで東京都内から北九州市まで監禁したとして、警視庁は建設作業員の男(49)を監禁の疑いで逮捕し、18日発表した。男は容疑を認め、「一緒に酒を飲んでいてトラブルになり顔や頭を蹴った。呼びかけに応じない男性を車に押し込んだ」などと供述しているという。男性は意識不明の状態で、警視庁は傷害容疑も視野に調べる。
捜査1課によると、男は15日午前8時40分ごろ、東京都武蔵村山市内のアパート駐車場で、同じ建設現場で働く同僚の男性(40)を自分の乗用車に押し込んで発進させ、北九州市まで監禁した疑いがある。
2人はこのアパートの別々の部屋で生活しており、前日の14日夜にはアパートで2人で酒を飲んでいたという。翌15日朝、ぐったりした男性を車に押し込む男の姿が防犯カメラに映っていた。
16日に2人の上司らが東大和署に相談し発覚した。男が上司に「男性と一緒に九州に行く」と電話で話していたことや、2人の自宅が北九州市にあることから捜査員を派遣して捜していたところ、17日夜、北九州市内の男性宅で意識のない状態の男性を発見した。男の身柄も同日、大分県別府市内で確保した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル