大阪府高石市の工場内で、一緒に働いていた20代の男性に対し、鼻に練りガラシを入れるなどの暴行を加えたとして、大阪府警は6日、作業員の男2人を暴力行為等処罰法違反(共同暴行)容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、逮捕されたのはいずれも大阪府岸和田市に住む作業員で、35歳の男と31歳の男。2人は容疑を認めているという。
2人の逮捕容疑は、高石市の化学メーカーの工場内で9月下旬、男性作業員の体を結束バンドで縛り、10月中旬には体を押さえつけて鼻に練りガラシを入れる暴行を加えたというもの。
府警が押収した2人の携帯電話から、男性が暴行される様子が撮影された画像や動画が見つかった。男性は府警に対し、「他にも暴行を受け、日常的に職場でいじめられていた」と話しているという。
容疑者の2人はそれぞれ別の土建会社の作業員で、男性も別会社に所属する作業員だが、3人は同じ化学メーカーの工場で一緒に働いていた。業務は工場設備の整備などだった。
捜査関係者によると、暴行は工場内の休憩スペースで行われていたとみられる。男性は現在、休職しているという。府警は男性から被害届を受け、11月中旬に工場内を家宅捜索し、捜査を進めていた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル