黒毛和牛の子牛の血液から将来の脂肪交雑(サシ)の状態などの肉質をAI(人工知能)で予測する――。近畿大学生物理工学部の松本和也教授(畜産学)らの研究グループがそんな技術を開発した。子牛の段階で将来の予測ができることで、肉質の向上、安定生産につなげることができるという。この技術を「AIビーフ」と名付け、大学発スタートアップ企業としてサービス開始を目指している。
畜産業界では、「肉質は出荷してみないと分からない」ということが悩み。研究グループは、この課題の解決に挑んできた。
牛への負担も少ない
松本教授によると、黒毛和牛…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル