新型コロナウイルスの国内の感染者は10日、午後9時半現在で新たに6095人が確認された。死者は45人だった。厚生労働省によると、全国の重症者は9日時点で前日より25人多い852人となり、過去最多を更新した。
東京都は1494人で、4日ぶりに2千人を下回ったが、感染者数が少なくなる傾向にある日曜日としては初めて1千人を超え、過去最多となった。
年代別にみると、20代が403人と最も多く、30代が261人、40代が236人、50代が201人と続いた。10代以下も143人に上った。65歳以上の高齢者は182人だった。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO(エクモ))を使用」とする都基準の重症者数は過去最多だった前日より1人減って128人だった。
神奈川県によると、県内の即応可能病床の利用率は重症用94%、中等症用(軽症含む)85%。県は「新規感染者の入院受け入れの調整が困難になっており、27日ごろ患者数が病床数を超えそうだ」としている。
また、福島県と静岡県では、感染者数が過去最多を更新した。緊急事態宣言を出すよう政府に要請した大阪府は532人で5日連続で500人を超え、京都府は過去最多より1人少ない146人だった。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル