任期満了に伴う埼玉県知事選は25日投開票され、野党4党が支援する元防衛政務官、大野元裕氏(55)がスポーツライターの青島健太氏(61)=自民、公明推薦=ら新人4人を破っての初当選を確実にした。4期目の上田清司知事は退任し、16年ぶりに新知事が誕生する。投票率は32・31%。
知事選は大野と青島両氏による事実上の与野党対決で、上田県政の継承か刷新かが主な争点だった。上田知事の後継候補として県政の「発展と継承」を掲げた大野氏は野党4党の組織票を手堅く固めた。無党派層にも浸透した。
立憲民主党の枝野幸男代表の地元で行われた先の参院選後初の大型地方選に、野党系候補の大野氏が勝利したことで、10月の参院埼玉選挙区補欠選挙への弾みになる。与党側は戦略の見直しを迫られそうだ。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース